構図は手放したくない、でも画風は変えたい。元絵リドローで一発解決
こんな経験はありませんか。手元の一枚、人物の立ち位置、カメラアングル、全体のレイアウトはちょうどいい。ただ画風が好みに合わない。自分でさっと描いた下書きで線が粗いのかもしれないし、写真で写実的すぎて物語感が足りないのかもしれないし、以前生成した画像で、当時の画風に飽きたのかもしれません。一枚描き直す。それだと、せっかく整えた構図をまたやり直すことになり、次の一枚がこんなにうまくいくとは限りません。
これこそ元絵リドローが解決することです。位置づけはとても単純で、構図と主体の輪郭を残し、画像全体を別の画風に変えます。言い換えれば、好きなレイアウトはそのままに、画風だけまるごと刷新するのです。
なぜ適当に画風を選んで押すだけではだめなのか
多くの人は画風を変えるのはフィルターをかけるようなものだと思いますが、実際にはたいてい、もっと具体的な考えが心にあります。同じ漫画風に変えるのでも、ついでに雰囲気を少し暗くしたいかもしれない。同じ元の構図を残すのでも、ある細部は強調し、ある細部は薄めてほしいかもしれない。ツールが画風ボタンを一列並べるだけだと、こうした思いの行き場がありません。
だから元絵リドローは、目標の画風を選ぶほかに、リドロー指示を書かせます。文字で、残したい細部や直したい細部を記述するのです。画風が大きな方向を決め、指示が頭の中の言葉にしづらいけれど気になる小さなところを補います。両者が組み合わさってこそ、結果があなたの本当に求めるものに近づき、あなたの関与しないランダムな産物にはなりません。
一つの完全な例
昼間の街並みの下書きが手元にあり、構図がとても気に入っているとします。主役が画面の左側に立ち、その後ろに延びていく一本の通り。これを雰囲気のある漫画風の夜景に変えたいとします。
流れはこうです。まずこの元絵をアップロードし、次に目標の画風を選び、方向を漫画風に定めます。そして鍵となる一歩、リドロー指示にあなたの具体的な要求を書きます。たとえば夜の雰囲気に変えて、と書き、さらに光影のコントラストを上げて夜の色合いに奥行きを、と補います。もう一歩進めたいなら、舞台を雪原に変えてと書けば、通り全体が元の姿から雪の降る夜へと変わります。
書き終えたら生成します。主役はまだ左側に立ち、通りもまだ後ろへ延び、レイアウトは元絵とほぼ同じなのに、画風、光影、雰囲気はもう完全に別世界になっているのに気づきます。これこそリドローの価値です。一枚の絵を取り替えたのではなく、同じ一枚の絵の魂を取り替えたのです。
一つ二つのコツ
リドロー指示を書くときは、何が欲しいかを語るほうが、何が嫌かを語るより効きます。明るすぎないように、と言うより、夜の雰囲気に変えて、光影のコントラストを上げて、と直接書き、明確な目標方向を与えましょう。
それと、指示を詰め込みすぎないこと。一度に一つか二つの要点に絞るほうが、五つも六つも一気に注文するより、きれいな結果を得やすいです。さらに調整したければ、リドローのあとにもう一巡すればよいのです。
元絵リドローと局部修正、何が違うのか
ここはいちばん多くの人が混同するところです。局部修正は、囲んだその小さな一部分だけを動かし、画面のほかの部分は手つかずで、この手だけ直したい、この看板だけ替えたいといった正確な小修正に向いています。
元絵リドローは正反対で、画像全体を別の画風に再解釈し、動くのは全図の質感と雰囲気で、構図の位置はおおよそ変わりません。一方は局部手術、もう一方は全体の着替え。あなたが求めるのが正確さか刷新かで選びます。
よくある質問
写真を漫画にできるか。できます。写真や下書きを漫画風に変えるのは、まさに最もよくある用途の一つです。それ以外にも、ある画風を別の画風に変える、単純に全体の雰囲気を調整するのも、守備範囲の内です。
では、いつ使うべきか。簡単な判断です。構図に満足した一枚がすでに手元にあって、それが自分で描いた下書きでも、写真でも、以前生成した成果でも、画風を変えたいけれどレイアウトは組み直したくない、というとき、元絵リドローがいちばん楽な選択です。
つまるところ、元絵リドローの使い勝手のよさは、あなたがすでに正しくできた部分を尊重するところにあります。構図は創作で最も心を砕く工程の一つで、それを残して外側の画風だけ取り替えられるのは、あなたのその工夫を別々の画風の間を自由に行き来させるのに等しいのです。次にレイアウトは好きだけど画風は好きじゃない、という場面に出くわしたら、どこへ向かえばいいか、もうおわかりですね。